【ネタばれ衝撃】愛の渦:主演-池松壮亮、門脇麦、新井浩文

2.5
映画

2005年4月20日公開

 

乱交パーティというテーマが面白い!

どーも。

暇すぎて、Amazonプライムビデオとネットフリックスの動画を全部見てしまった。

ワングーです!

今回紹介する「愛の渦」ですが、テーマが面白くおすすめです。

とあるマンションに集まったセックスがしたい男女8人。
午前0時〜午前5時まで。
ちゃんとゴムを付ける、行為・トイレ後は必ずシャワーを、女性の意思尊重、乱暴はしない。あとはご自由に。裸で放たれた男と女の欲望に塗れた一夜の物語。

 

監督は、「そして僕は途方に暮れる」(2023年1/13公開)でも監督を務めた、三浦大輔監督です。

相変わらず、ぎこちない演出は本当に上手ですね。

 

予告動画

 

「愛の渦」ストーリー

閑静な住宅街にあるマンションの一室。バスタオル1枚で気まずそうに思い思いの場所に座っている男女8人。終始俯いている暗いニートの男、茶髪のフリーター、真面目そうなサラリーマン、工場勤務の太った男、メガネの女子大生、気の強そうな保育士、可愛らしい今どきのOL、大量のピアスを付け、痩せぎすの女。社会では友達関係にはなり得ない、バラバラな風貌だ。ここは「セックスがしたくてたまらない人たちが集まる」店。行為に及ぶまで、ぎこちないやり取りがあるが、一度してしまえば、欲望は気持ちいいほど剥き出しになっていく。しかし同時に、「やりたい相手」と「やりたくない相手」、それにともなう駆け引きや嫉妬など、それぞれの本音も露わになっていく。そんな中、ニートは女子大生に特別な感情を持ち始める。ぶつかり合う心と体、真夜中に途中参加してくるおかしなカップル、欲望渦巻く一晩は一体どこへ向かうのか―

 

ワングーの評価

10,000本以上の作品を見ている僕からすると、

真面目で少し切なさが残る作品で感慨深いです。

今年は門脇麦の出演作を新旧ともによく観ている。
セックスと会話劇を交互に挟み込み、決してエロだけで終わらせない飽きない作り。
ただし、展開は物凄くゆっくり。
普通なら半分くらいにできるが、あえて思いっきり時間を使ってぎこちない男女の“交渉”を描く。
ドラマ『初情事まであと1時間』でも思ったが、三浦監督はぎこちなさの天才だ。
なかなか言い寄れずにずっと気まずい雰囲気となるあの空間。
物語上、主人公が陰キャの池松壮亮と門脇麦ってのも面白い。
別にハブられてるわけでもないけど、会話に全く参加できない人っているよね。
自分も「〇〇君は?」と聞かれてから話に参加するタイプなので、ずっと黙り込んでる2人は自分を見ているようで苦しい。
気まずい雰囲気→打ち解ける→本音→気まずい雰囲気→新たなる刺客→和解
2時間の会話劇でこの心情変化。
少し打ち解けてもすぐに気まずい雰囲気に戻るような、このダラダラ感が堪らない。

誰とヤるのか問題で現れるそれぞれの本性。
セックスを通して現れる差別や偏見。
顔が良いからヤるのか?
好きな相手だからヤるのか?
乱交パーティーとはいえ、きっと誰でもいいわけではない。
体の相性ってものがある。
平等とか公平とかあるけれど、やっぱり相応の相手とヤるのが一番良いんじゃないだろうか。

セックスで集い、セックスで拒絶して、セックスで分かり合う。
普段の生活にも応用可能な他者とのコミュニケーション。の究極型。
「好きになってんじゃねぇよ」「ここ、風俗だから!」
新井浩文の他愛ないセリフが一番響いてしまうという、なんとも…

 

下記ビデオオンデマンドで配信中です。

Amazonプライムビデオ
https://amzn.to/3suDEdv

Netflix (ネットフリックス)
https://www.netflix.com/jp/

原作:三浦大輔
監督:三浦大輔
脚本:三浦大輔

CAST
池松壮亮、門脇麦、新井浩文、滝藤賢一、三津谷葉子 、中村映里子、駒木根隆介 、赤澤セリ、柄本時生 、信江勇 /窪塚洋介 / 田中哲司

 

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