2020年8月21日公開
名曲「糸」をモチーフにしようとした製作陣の胆力に敬服
どーも。
暇すぎて、Amazonプライムビデオとネットフリックスの動画を全部見てしまった。
ワングーです!
今回紹介する「糸」ですが、おすすめです!
シンガーソングライター・中島みゆきの35枚目のシングル曲として1998年にリリースされた「糸」を映画化。糸を人に見立て、出逢いの奇跡と絆の大切さを歌ったこの楽曲は人気を博し、時を経た令和の現在でもその人気は衰えず、この楽曲のファンと公言するミュージシャンは後を絶たないです。そして、これまでに120組を超えるカバー・バージョンが発表されている現状です。
この珠玉の名曲から着想を得た本作は「めぐり逢い」をテーマに、平成元年生まれの男女の人生を平成史の変遷と重ねて描写していく壮大なラブストーリー。
2020年8月に公開され観客動員数は165万人以上、興行収入22.7億円を記録した。
出演は人気実力ともに若手トップの俳優、菅田将暉と小松菜奈のW主演。
そして、監督を務めるのは映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」「64-ロクヨン-」などで確かな演出力を見せ、ベルリン国際映画祭の受賞歴も持つ瀬々敬久。脚本は映画「永遠の0」「空飛ぶタイヤ」で日本アカデミー賞優秀脚本賞に輝いた林民夫。
(引用:http://eiga24ku-school.jp/)
平成元年に生まれたある男女。北海道の地で出会い惹かれ合うも、遠く引き離されてしまう。それぞれ別の人生を歩んでいた二人だが、奇跡の糸を手繰り寄せながら平成の終わりに再会を果たす。その時、二人はどんな未来を選ぶのか…。
日本最高峰のキャストとスタッフが紡ぐ壮大な愛と絆の物語です。
予告動画
「糸」ストーリー
平成元年生まれの高橋漣(菅田将暉)と園田葵(小松菜奈)。北海道で育った二人は13歳の時に出会い、初めての恋をする。そんなある日、葵が突然姿を消した。養父からの虐待に耐えかねて、町から逃げ出したのだった。真相を知った漣は、必死の思いで葵を探し出し、駆け落ちを決行する。しかし幼い二人の逃避行は行く当てもなく、すぐに警察に保護されてしまう。その後、葵は母親に連れられて北海道から移ることになった。漣は葵を見送ることさえできないまま、二人は遠く引き離された…。それから8年後、地元のチーズ工房で働いていた漣は、友人の結婚式に訪れた東京で、葵との再会を果たす。北海道で生きていくことを決意した漣と、世界中を飛び回って自分を試したい葵。もうすでに二人は、それぞれ別の人生を歩み始めていたのだった。そして10年後、平成最後となる2019年。運命は、もう一度だけ、二人をめぐり逢わせようとしていた…。
相関図
ワングーの評価
10,000本以上の作品を見ている僕からすると、
菅田将暉と小松菜奈は実生活で結婚をしました。その事実を慮りながら観ると、また更に様々な感情を抱けてしまいます。ふたりの熱演は、言うまでもありません。
そして、今作における榮倉奈々の激烈な役作りには感服というほかないです。病に倒れる役ということもあり、ここまでの減量をやってのける役者魂には敬意を表したいです。
この作品、は邦画にしてはかなり豪華な出演者が多く出ています。俳優陣も菅田将暉、小松菜奈、榮倉奈々、成田凌、二階堂ふみ、斎藤工、山本美月、高杉真宙など錚々たるメンバーです。
しかも、ロケーションも北海道を拠点に、東京や沖縄、そしてシンガポールまで広がっていきます。
さらに、その豪華さに応えるように、瀬々敬久監督の演出も良く、ほぼ言うことのない完成度でした。
一つ一つのエピソードは、どこかで見たことのあるシーンも少なくないですが、軸がしっかりしているので自然と物語に入り込んでいる自分を感じます。
新型コロナ騒動で、令和という時代をそれほど実感できずにいる私たちですが、改めて時代の軸を体感する意味でも、本作の意味は大きいと思います。
要所要所で中島みゆきが作った歌が流れ、少なくとも、私がこれまでに見た「歌をモチーフとした邦画」では、本作が一番出来が良かったです。
ぜひ、おすすめです。
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