【ネタばれ衝撃】ジーサンズ:主演-モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキン

映画

2022年6月24日公開

 

穏な余生を取り戻すために銀行強盗を企てる老人3人組を演じた犯罪コメディ

どーも。

暇すぎて、Amazonプライムビデオとネットフリックスの動画を全部見てしまった。

ワングーです!

今回紹介する「ジーサンズ」ですが、笑って泣ける最高の作品です。

モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキンという3人のオスカー俳優が、平穏な余生を取り戻すために銀行強盗を企てる老人3人組を演じた犯罪コメディとなっています。ウィリー、ジョー、アルの3人は平和な老後生活を送っていたが、40年以上勤めていた会社の合併によって大きく変わってしまう。突然の年金打ち切りで会社から見放され、銀行からも冷たくあしらわれてしまった彼らは、今までの生活を取り戻し、家族と幸せに暮らすため、まさかの銀行強盗という命がけの大勝負を決意する。体の不調が気になる実直な男ウィリー役をフリーマン、冷静沈着な知能派ジョー役をケイン、心配症で気難しいアル役をアーキンがそれぞれ演じます。

「ビバリーヒルズ・コップ」「ミッドナイト・ラン」などで知られるマーティン・ブレスト監督のデビュー作「お達者コメディ シルバー・ギャング」(1979)を、「WISH I WAS HERE 僕らのいる場所」のザック・ブラフがリメイクした。

 

予告動画

(英語音声 字幕付き)

 

「ジーサンズ」ストーリー

定年後は悠々自適な年金生活を送るつもりだったジョーと親友のウィリー、アル。ところが彼らの勤める会社の所有者が変わり、年金は消えてしまう。さらに、ジョーの住宅ローンが一夜にして3倍になり、銀行へ相談に行く事に。そこで3人組の銀行強盗に遭遇した彼らは、事態を解決するために自分たちも銀行強盗をしようと準備を始める。

 

ワングーの評価

10,000本以上の作品を見ている僕からすると、

本当に面白かったです。脚本も非常によくできています。

全員がオスカー俳優という実力派ジーサンズが 銀行強盗をするのは、ご愛嬌。なんだかんだ言いながらも楽しそうに悪さをする、やんちゃなジーサンズの友情は本ものでした。

実は本作は、1979年の未公開映画「お達者コメディ/シルバー・ギャング」のリメイク版。しかしその内容は、現代に合わせてかなり変更されている。

今回のリメイク版の大きな特徴、それは主人公たちの犯行に、観客が充分に納得出来る理由があること。そして、決して彼らだけで犯行に及ぶのでは無く、ちゃんと周囲の人々の協力を得て計画を実行に移す点だろう。

更に一番の違いは、オリジナル版の主人公達が、周囲から年寄り扱いされるのに不満で強盗を働くのに対し、本作では社会から人間扱いされないのに対して、個人の生活と幸福を守るために強盗に及ぶという点。この変更により、銀行強盗という手段と奪った大金の使い道への大義名分が立つことで、あのエンディングの爽快感が成立すると言うわけだ。

しかし主演の3人、モーガン・フリーマンが80歳、マイケル・ケインが84歳、アラン・アーキンが83歳と、確かに揃いも揃ってかなりのご高齢!

そのため、アクションや若者向きのギャグ、現代の流行が盛り込み難いとなれば、後は脚本の上手さが作品成功のカギとなって来る。実際本作の脚本の出来は素晴らしく、文字通り最後の最後まで手を抜かず、観客の意表を突いて楽しませようとする工夫が目一杯詰まっていて、実に見事!

例えば、一見愛想の良い銀行員よりも、実は強盗犯の方が老人に対して敬意を持って接してくれるという、冒頭のシーンにも代表される様に、全編で描かれる個人対個人の絆や人情の大切さ、他者への理解と思いやりがどれだけ現代社会に必要か?など、本作が伝えようとするテーマは、正に「世代を超えて共感できる共通の問題」だと言える。だからこそ、これだけ多くの観客の高評価を得て、劇場でのヒットに繋がっているのだろう。

とにかく、本作での登場人物達への丁寧な描き方や、彼らに対する温かい眼差しと、ラストの2重3重のサプライズにより、鑑賞後の満足感と爽快感は保証付きです。

80歳を過ぎても自分らしく生きている3人の姿は笑っちゃうけど感動する作品です
「自分の老後は自分で決める」こんなジーサンに僕はなりたい(笑)

ぜひおすすめです。

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Amazonプライムビデオ
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Netflix (ネットフリックス)
https://www.netflix.com/jp/

 

スタッフ
監督:ザック・ブラフ

製作:ドナルド・デ・ライン

脚本:セオドア・メルフィ

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